世界遺産 高野山 奉納揮毫 「宗祖弘法大師生誕1250年記念大法会」

世界遺産 高野山 総本山金剛峰寺
宗祖弘法大師生誕1250年記念大法会が開催されました。
お大師(空海)様がお生まれになって、1250年を記念する大きな法会です。
私は小さい頃から祖母の影響で、大変ご縁の深かった、お大師(空海)様のお誕生大法会で、書かせていただけるというお話をいただいたとき、飛び上がるほど歓喜しました。
それも、2021年にMBS「情熱大陸」に書道家として出演した際に「私はお大師様の書が大好き」と法帖をもって冒頭で少しお話したことがきっかけでご縁をいただきました。
書を勉強している身として、このような素晴らしい機会を頂戴できました事はこの上ない幸せです。

 

奉納揮毫迄の間、どのように過ごしていたか少しお話していきたいと思います^^

5月12日大阪府警の「春の交通安全運動」の活動と、書道パフォーマンスを終えて、翌日早朝から高野山へ入りました。

高野山では、私たちが住む街のことを「下界」と呼ぶようです。
高野山は、下界と気温が5〜10度程度違います。今回は特に寒く、朝は10度を下回る気温です。冷たい空気がキリリと背筋を伸ばしてくれます。
下界から来た私は、2泊3日の間、宿坊で過ごし精進料理をいただきました。
高野山での生活は、毎日早朝5時頃から活動して、2万歩近く歩きます。
高野山奥之院で朝のお勤めは、1200年以上の歴史が毎日繋がれていくという光景を目の当たりにして、「続けることのすごさ」を改めて感じました。
本堂に入ると、荘厳な空気に包まれ緊張感があり、心を静めて読経の中にいると、体の中にある不浄な感情がすっと落ちる感覚がありました。

 

お勤め後は、金剛峰寺、霊宝館、壇上伽藍、金堂、根本大塔、女人道、デジタルミュージアムなど様々な箇所を巡り改めて高野山について勉強しました。
携帯電話もほとんど使わず、デジタルデトックスも同時に体験し、高野山・お大師様に向き合うという時間を過ごすことができました。
3日間という短い時間でしたが、修行体験やお参り、そして精進料理のみをいただく生活を過ごし、最終日は少し体の感覚が変わっていて、身が清められているように感じました。
今まで何度も高野山へお参りしていますが今回が1番密度の濃い時間となりました。
奉納が決まり、改めて本や映像で高野山について学んでいましたが、今回体験を通して勉強させていただきより理解が深まりました。

 

奉納式当日は、ご開帳されたお大師様の前で奉納させていただきました。
屏風の前に立った時には緊張していました。
ただ、筆を持つと不思議と体がふっと軽くなり、無心に、そして自然に書くことができました。
書き終わりにお大師様に向かい、頭を深く下げお礼を申し上げると自然と涙が溢れて、はじめての経験に自分でも大変に驚きました。大きく包まれているようなとても温かな感じがしました。

 

今回は屏風作品「遍照」とNFT VR作品「般若心経」の2作品を謹んで奉納させていただきました。
屏風作品の「遍照」は、高野山様と相談しながら複数案の中から「遍照(へんじょう)」という言葉を書かせていただくことが決まりました。

「遍照」とは、弘法大師空海様のお名前です。「あまねく照らす」という意味があります。
お大師様のお名前には、幼名の真魚、空海、弘法大師、お大師様、遍照、金剛、とたくさんのお名前があります。(南無大師遍照金剛 というフレーズはお耳に残っている方が多いかもしれませんね^^)
屏風作品では、胎蔵界の中心の大日如来様から頂戴したお大師様の象徴となるお名前「 遍 照 」を書かせていただきました。

曼荼羅の象徴であり、森羅万象、そしてお参りいただいた皆さまがお大師様の遍く光に照らされるようにと祈りを込めて書きました。

 

NFT VR作品「般若心経」は、屏風「遍照」と連動しており、それぞれが輝き合いより強い光となり森羅万象のいのちの繋がりを表しています。
VR作品

奉納式の様子
宗務総長(総本山金剛峯寺執行長)今川泰信 先生 より感謝状を拝領しました。

奉納式の様子

 

これからもお大師様のご加護のもと書の勉強にいっそう精進いたします。
最後になりましたが、素晴らしい奉納式をいただきました、高野山金剛峯寺様、お声掛け頂きました、神宮寺應院森田住職様に心より御礼申し上げます。
本日はありがとうございました。

 

合掌